キャッシュ・オン・デリバリー 台詞覚え書き
キャッシュ・オン・デリバリー
主催・企画・製作:SHY BOYプロデュース
スケジュール
大阪公演 松下IMPホール
2018年10月24日(水)~28日(日)
24日(水)19:00
25日(木)14:00・19:00
26日(金)14:00・19:00
27日(土)13:00・18:00
28日(日)12:00・16:30
東京公演 シアタートラム
2018年11月2日(金)~5日(月)
2日(金)19:00
3日(土)13:00・18:00
4日(日)12:00・17:00
5日(月)12:00・16:30
脚本 マイケル・クーニー
翻訳 小野島恒志
演出 野坂実
キャスト
エリック・スワン 深澤辰哉(ジャニーズJr./Snow Man)
ノーマン・バセット 佐久間大介(ジャニーズJr./Snow Man)
ミスター・ジェンキンズ 清水順二(30-DELUX)
リンダ・スワン 菜那くらら
サリー・チェシントン 武藤晃子
ドクター・チャップマン 狩野和馬
アンクル・ジョージ 佐藤圭右
ミスター・フォーブライト 殖田育夢
ブレンダ・ディクソン 飯塚志織
ミズ・クーパー 原扶貴子
ノーマンを中心とした、好きな台詞の覚え書きです。随時更新していきます!!
ノーマン「おはよ〜エリック。」
エリック「ノーマン!!!」
ノーマン「ごめん、そんな驚かすつもりはなかったんだ。」
エリック「何してるんだここで!」
ノーマン「薬を飲もうと思って降りてきたんだ。」
エリック「君は靴屋へ出勤してる時間じゃ!?」
ノーマン「そうだよ?」
えり「じゃあ何でここに!」
ノーマン「今朝目が覚めたらひどく寒気がしてさ、今の今までベッドで丸くなってたんだよ。猫と一緒に。」
エリック「猫!?」
ノーマン「3日後に結婚式を挙げるのにこのままじゃまずいだろ。拗らせたら俺の鼻がひどいのなんのって。一晩中クリネックスを抱いて眠ることになる。(ちーんと鼻をかんでティッシュをゴミ箱に捨てる)」
ノーマン「おたくの奥さん、アスピリンか何かを少し分けてくれないかなーと思って。」
エリック「リンダならもう仕事に出たよ。キッチンを探せば何かあるはずだから!」
エリック「もう背後から忍び寄るような真似はやめてくれよ。」
ノーマン「これからは忍び寄る前に電話をかけるよ。その方が驚くだろうけど!ふはは!」
ノーマン「どうして俺のお袋に気を落とさないようにって言うんだ?」
エリック「実は君のご両親の名前で懸賞を申し込んだんだ。」
ノーマン「健忘症?」
エリック「懸賞だよ!宝くじ!一等は3週間のワールドクルーズ。金婚式のお祝いにどうかと思って。」
ノーマン「金婚式?う~ん、いいね!」
エリック「でも残念ながらという電話だったんだ。」
ノーマン「なんだよ~。」
エリック「でも、変わりに二等が当たった!」
ノーマン「二等!?なんだい商品は!」
エリック「……………トースター」
ノーマン「トースター!?…悪くない。」
ノーマン「アスピリンの蓋が開かないんだけど。」
(アスピリンの瓶を歯も使いながら開けようとする→エリックが瓶を受け取り)
エリック「おかしいな?ちゃんとここに書いてあるのに。絶対安全!どんな馬鹿にでも開けられます!って。」
ノーマン「あ、そういうこと言うんだ。」
(ノーマンがエリックの肩に腕を回しソファに座らせる)
ノーマン「いいかい?エリック。あんたと俺とはこの2年間ただの大家と店子の関係じゃなかっただろ?来たる土曜日の結婚式にはベストマンを頼むほどの間柄だ!親友じゃないか!健やかなる時も病める時も、あんたやリンダが落ち込んでいる時もいつだって俺がそばにいて、」
エリック「あ!また家賃が払えないのか?」
ノーマン「だからぁ…そうなんだ♡ブレンダとのハネムーンから戻ったらすぐに払うよ!」
ノーマン「俺がハネムーンだって!笑っちゃうよなぁ。」
エリック「笑っていいの!?ハハハッ!」
ノーマン「だってほんの3ヶ月前には誰が予想してたと思う!?俺がライムレジスの全国靴販売業者会議に出席して将来の花嫁を連れて帰ってくるなんてさ!」
エリック「花婿じゃなくて良かったな。」
ノーマン「ブレンダに会ったらきっとまいっちゃうよ。みーんなそうなんだぁ。俺もそうだった~♡ん~~はぁ♡ブレンダ~♡ん〜〜(ちゅっちゅ)♡」
(玄関のベルが鳴り、飛び起きて出る)
ノーマン「出るよ!」
(キッチンのドア越しに聞き耳を立てていて、エリックにドアを開けられ倒れ込んできたノーマン)
ノーマン「にゃっ!」
ノーマン「あ~も~なんなんだよこれは!聞いちゃいけないようなことは何もないって言ったじゃないか!おい!聞いたぞエリックなにもかも!トンプソンの小切手を換金してるだけじゃなかったのか!」
ノーマン「見えてきた!よ〜くわかってきたぞ!」
エリック「自分でも気づかないうちに雪だるま式に増えていって」
ノーマン「雪だるま!?雪崩だろ!どっちかっていうと!!」
エリック「全部合わせて年間2万5千ポンドだ。しかも税金はいらない。」
ノーマン「余裕で1年暮らせんじゃん!!」
ノーマン「ミスター・スワンのサインはどうするんだよ?あんたはぴょこぴょこ歩きのトンプソンってことになってるんだから。」
エリック「誰かが僕のふりをすればいいんだ。」
ノーマン「なんだって?」
エリック「誰かが!僕の!ふりをすればいいんだ。」
ノーマン「あんたのふり!?そんなことに付き合う馬鹿どこにいるんだよ?」
(エリックがノーマンの肩を組む→振り払うノーマン)
ノーマン「いやだめだよ!」
ノーマン「あんたのやっていることを知っている人間はいないの?」
エリック「いるよ。ジョージおじさん。」
ノーマン「ジョージおじさん!?すぐそこの病院で清掃員やってるあのお茶目なおじさんか!?なんでまたバレちゃったんだよ。」
エリック「黙っていたらまずいことになると思ってジョージおじさんに相談したら、掃除の合間に必要な用紙をくすねてきてくれたんだ!」
ノーマン「自分の耳が信じられない。」
ノーマン「こうなったらなにもかも全部打ち明けよう!」
エリック「君には無理だ!」
ノーマン「無理!?」
エリック「君は…ここにはいないんだ。」
ノーマン「ここにはいない…?」
エリック「君は…葬式の最中なんだ。」
ノーマン「葬式って誰の?」
エリック「君の。」
ノーマン「俺の!?!?」
エリック「君は今朝、死んだんだ。」
ノーマン「なんのことだかさっぱりわからない。」
エリック「やっぱり全部話そうか。」
ノーマン「座って聞いた方がいい話か?」
エリック「聞いたら倒れたくなるような話だ。」
(同時にソファに座る)
エリック「実は君の名前も使わせてもらったんだ。」
ノーマン「俺の名前!?」
エリック「あぁ。社会保障省では、ノーマン・バセットという人物はこの2年間ここの2階に住んでいるんだ。」
ノーマン「あぁ、住んでるよ?この通り。」
エリック「現在失業中の木こりとして。」
ノーマン「木こり!?」
エリック「妻や家族とともに貧しいながらも幸せに暮らしている。」
ノーマン「妻や家族!?」
ノーマン「でも何で木こりなんだよ!」
エリック「ここでは木こりの仕事は少ないだろう?失業中ってことにしたかったからさ。」
ノーマン「なるほど。」
ノーマン「それで、今朝俺が死んだってのは?」
エリック「収拾がつかなくなって来たから抜け出す方法を考えたんだ。でっち上げた人物を1人1人抹殺しよう!と。」
ノーマン「うん、アイデアとしては悪くない。」
エリック「悪かったんだ!」
エリック「君の弟をオーストラリアへ移住させたんだが、転居に伴う諸経費が送られてきた。君のお父さんを牢屋へぶち込んだら犯罪者の為の休職補償金が送られて来た。君の妹は宣教師として俗世間から追い出そうしたら、そんなのにまで何かの配当金が出るそうだ。1人もタダで消すことが出来ない。」
エリック「ノーマン?どうやら君も協力するしかなさそうだぞ?ジェンキンズが調査を始めたら真っ先に共犯者だと疑われるのは君だ。」
ノーマン「共犯者!?」
エリック「結婚式は延期かな?」
ノーマン「延期!?」
エリック「破談てことはないだろうけど。」
ノーマン「破談!?」
ノーマン「それで俺がその命がけの大芝居を打っている間、あんたは何をやってるんだよ?」
エリック「そりゃキッチンでお茶を淹れているよ。」
ノーマン「頭おかしいんじゃねぇの!?」
エリック「君が協力してくれないと僕は夕方までに死んでしまう。」
ノーマン「俺なんかもう死んでんの!!!」
ノーマン「あっちのおっさんはあんたのことをぴょこぴょこ歩きのトンプソンだと思ってるし、あの女の人は俺のことを親父と仕事と聴覚を失った心優しいピアノ調律師だと思ってるんだぞ!」
ジョージおじさん「おはよう諸君!」
(エリックとノーマンが同時に身体倒してずっこける)
エリック「おじさん!」
ジョージ「やぁエリック。裏から勝手に入っても構わなかったよなぁ?」
ジョージ「やぁノーマン。」
ノーマン「ブルータスお前もか…!」
エリック「ちょっと今ノーマンは気持ちが高ぶってるんだ。」
ジョージ「土曜日には結婚式だもんな。」
ノーマン「そうだったぁ。」
ジョージ「俺も一度結婚しそうになったことがあるんだ。恐ろしい山の神とくっつけられそうになった。」
ノーマン「何で結婚しなかったの?」
ジョージ「それが、教会へ行く途中に車がパンクしたのさ。はーはっはっ!」
エリック「おじさん、ツッコミづらい話はやめてよ。」
エリック「それよりノーマンが困ったことがあって。」
ノーマン「へっ!」
ジョージ「結婚のことか?」
エリック「そうじゃなくて、ご家族に不幸があったんだ。なぁノーマン?」
ノーマン「本当に、こんな不幸なことってないね。」
ジョージ「俺はただ、例の国民健康保険かつらに興味のある人が見つかったって。」
ノーマン「かつら!?」
(あっ…とまずそうな顔をするジョージおじさん)
エリック「これはちょっとした副業なんだ。」
ノーマン「副業!?」
ジョージ「おいおいいいのか黙ってなくて。」
エリック「いいんだよ。ノーマンはもう僕達の同志だから。」
ノーマン「同志なんかじゃない!」
エリック「それがな、医療サービスでタダで送られてきた品物をおじさんがガレッジセールで売り捌いているんだ。マタニティドレスとか授乳用ブラジャーとか、かつらとかストッキングとかコルセットとか!」
ノーマン「全く、大した商売人だね?あんたら2人は。」
(にっ!って顔するエリックとジョージおじさん)
ジョージ「じゃあな、ノーマン。土曜日に教会で会おう。」
ノーマン「そうだった、土曜日に教会で。やっぱり気がひけてきたなぁ。」
エリック「いいから、ジェンキンズのとこへ行ってミスタースワンです!ってサインをして来い。僕はお茶を淹れてくるから。」
ノーマン「俺はお砂糖を入れてこよう〜♡」
チェシントン「本当にお気の毒ですバセットさん。」
ノーマン「お気の毒?」
チェシントン「今朝早くにお電話でお伺いしたんですが。」
ノーマン「電話?」
チェシントン「スワンさんからです。」
ノーマン「あぁ~あの電話ね!バセット婦人に気を落とさないようにっていう。」
ノーマン「そうそうエリックが、いやミスタースワンがそう言っていたよ。」
チェシントン「そうです!その電話です。本当に悲しんでらっしゃることかと思います…。」
ノーマン「あ~残念だったね。きっと楽しかったと思うからなぁ。」
チェシントン「楽しかった!?」
ノーマン「金婚式の記念にワールドクルーズ!惜しかったなぁ。」
チェシントン「金婚式!?」
ノーマン「あぁ、2ヶ月後に。」
チェシントン「まぁ…そうだったんですか…。」
ノーマン「わざわざ来て頂いて申し訳ないのですが、今ちょっと忙しくて。」
チェシントン「ですからお手伝い致します!」
ノーマン「手伝われてもね~えっと…」
チェシントン「チェシントンです!サリー・チェシントン。きっと悲しみに暮れてらっしゃるでしょうから…。」
ノーマン「うちのお袋は物事は明るい面を見なきゃって言ってるんだ!」
チェシントン「明るい面?」
ノーマン「二等がもらえるんだって♡」
チェシントン「日当がもらえる!?あ~バセットさん、いくらお父様が家族のために働きづめだったからってそんな扱いを受けたんじゃ…」
ノーマン「どうせ宝くじだから!」
チェシントン「宝くじ!?」
ノーマン「ついてる人もいればついてない人もいる。今朝はたまたま運命の女神が俺の親父とお袋に微笑まなかったってだけのこと。」
チェシントン「ま〜随分と割り切ってらっしゃるんですねぇ。」
ノーマン「まぁね。」
チェシントン「今頃は安らかに眠ってらっしゃるでしょうからね。」
ノーマン「誰が?」
チェシントン「お父様ですよ。」
(ノーマンが腕時計を見ながら)
ノーマン「それはどうかな?今頃は畑の様子を見に行ってる頃だよ。」
チェシントン「畑!?………あ~!そうかもしれませんね!今頃は空の上から畑全体を見渡しているでしょうね!」
ノーマン「はあ!?」
チェシントン「天国に行かれたわけですから。」
ノーマン「天国!?誰が!?」
チェシントン「お父様ですよ。」
ノーマン「親父が!?」
チェシントン「ええ。」
ノーマン「親父が…死んだ…」
(ノーマンソファに座って頭を抱えながら)
ノーマン「なんだって!?一緒に釣りに行こうって言ってたのに!!」
チェシントン「そうだったんですね。釣りが好きだったんですね!ノーマンさんは。」
ノーマン「だってこんなことって…つい昨日電話で親父と………ノーマンさん??」
チェシントン「ノーマンさんです。」
ノーマン「亡くなられたノーマンさん!?ひょっとして木こりの!?」
ノーマン「エリック・スワンはここにはいないよ。」
ジェンキンズ「でも先ほど帰られたって。」
ノーマン「でももういないんだ。11時のおやつを食べて出て行ったのさ。」
エリック「11時のおやつを食べた!?」
ノーマン「はやてのように現れてはベイクドビーンズをこうがばっと食べてすぐ出て行ったんだ~。」
(ノーマン、チェシントンと顔を見合わせてねー!って首を傾げる。かわいい;;)
エリック「おいどうなってるんだ!」
ジェンキンズ「あなたはノーマン・バセットさんの息子さん。ということはあなたは?」
ノーマン「とっても悲しい。」
ジェンキンズ「じゃなくて!名前は!」
ノーマン「そりゃバセットだよ。」
ジェンキンズ「お名前は?」
(エリックが胸の下辺りで小さいサインを送っている)
ノーマン「あ~…バセットジュニア!」
ジェンキンズとチェシントン「??」
(エリックが2のポーズでサインを送っている)
ノーマン「あ~バセットジュニア2世!」
ジェンキンズ「そうじゃなくて!ファーストネームです!!」
ノーマン「あ~ジョン!」エリック「あ~トマス!」
ジェンキンズとチェシントン「??」
ノーマン「あ~トマス!」エリック「あ~ジョン!」
ジェンキンズ「どっちなんですか!」
エリック「両方なんです!なぁ!ジョントマス。」
ジェンキンズ「でもおかしいですね。こちらの書類にはバセットさんのご長男のお名前はウィリアム・リチャードとなっています。」
ノーマン「………あぁ、そうだよ?ウィリアム・リチャード。みんなから子どものころは、ウィーリーディッキー(裏声)って言われてたもんさ。でもそれって変な意味があるじゃない?男の子のナニを表すふざけた言い方。」
(股間の前で指をふりふりするノーマン)
エリック「ウィーリーディッキー(裏声)」
ノーマン「でもそれが大人になったらジョントマス!(腰を下げて腕を下から上へ上げる)になるのさ!」
エリック「ジョントマス !」
ジェンキンズ「わかりましたか?」
チェシントン「えぇ、もうわかりましたぁ(照れ)」
ジェンキンズ「ものかわりいいー!」
ノーマン「そういうことだからさ、俺のことは気軽にウィーリーディッキーって呼んでくれよ!」
ジェンキンズ「でもおかしいですね?確かバセットさんのご長男のウィリアム・リチャード・バセットさんは」
ノーマン「だから俺だって!」
ジェンキンズ「重度の聴覚障害者ですね。」
エリック「………あ…」
(手を顔の前に持ってきてぐるぐると回り出すノーマンをエリックが前に引っ張っていき)
ノーマン「はいー?何か言いましたかー?」
チェシントン「でもさっき私の言っていることが全部わかりましたよね?」
エリック、ノーマン「…………。」
エリック「ウィリー。お友達だよ!ウィリーに話しかける時は正面からお願いします。彼は唇を読むんです。」
ノーマン「独身です!…じゃなかった、読唇術です!」
(大きく身振り手振りでウィリーに伝えようと話し出すジェンキンズさんとチェシントンさんwwwww下の写真はお父様と仕事と聴覚を失い人生がめちゃくちゃになったジェスチャーです。)
エリックの嘘に合わせながらも、エリックに睨みを効かせるノーマンの表情がさいこうだった…!( ; ; )
痛風で足を痛めているトンプソンのふりをしていることをすっかり忘れて普通に歩き出すエリックに気づき、ドンっと床を踏み気づかせるノーマンのくだりが最高!!!!
ノーマン「どうなってるんだよ!あのおじさんはあんたのことをぴょこぴょこ歩きのトンプソンだと思ってるし、あの女の人は俺のことを親父と仕事と聴覚を失った心優しいピアノ調律師だと思ってる!!!」
ジョージ「よう!」
エリック「おじさん!後にしてよね!」
ジョージ「まだだめなのか?」
ノーマン「まだっていうか、もっとっていうか。」
ジョージ「そんな時に何だがこれだけ返品したくてね。この外科治療用ストッキング全然売れないんだよ。」
エリック「そんな…戸棚の中のスーツケースにそれと同じのがぎっり入っているのに。」
ノーマン「ストッキングがスーツケースにぎっしり!?」
エリック「外科治療用のストッキングさ。国民健康保険推奨の静脈瘤保護ネット付き。」
ジョージ「クリスマスの頃にはよく売れたんだけどな。色が良くない。今の季節はパステルカラーだ。」
エリック「悪いけどおじさん、今はタイミングが良くないんだ。」
ノーマン「あんたもスワン家の人間なら協力して下さいよ!」
ジョージ「いやだ!」
エリック「そうか!ミスタースワンか!」
ノーマン「だめだよ!!うまくいきっこない!」
エリック「おじさん、あの調査員はトンプソンのことでミスタースワンのサインが必要だと言っているんだ。でも僕はトンプソンてことになっているからサインは出来ない。」
エリック「ノーマンは死んだノーマン・バセット氏の息子のウィーリーディッキーってことになってるからサインは出来ない。だからおじさんがスワンとサインするしかないんだ。ただし大家としての僕の名前のエリック・スワンとして。そうすればトンプソンの給付金が更に手に入る!」
ジョージ「全然問題ないんじゃないか!?」
ノーマン「でも自分たちを見比べてみなよ。30歳は離れてる!」
エリック「問題はないさ。ミスタースワンはこの家の大家として記録されている。年齢は関係ない。」
エリック「おじさん、その服は着替えないとなぁ。」
ジョージ「今日は家の近くでボランティアをしてました!じゃだめか?」
エリック「エリック・スワンは会社に行っていることになってるんだよ。ロンドン電力公社。」
ジョージ「わかった。」
エリック「僕の持ってる服じゃいいのがないな。ノーマン、何かおじさんに合いそうなやつを貸してやってくれ!」
ノーマン「これ以上手を貸すのはごめんだね!」
エリック「ここでやめたらブレンダが…」
ノーマン「どうしたっていうんだよ?」
エリック「かわいそうに。」
エリック「結婚式の直前に婚約者がイギリス政府の公金をちょろまかした極悪人として10年も牢屋に入ることになるとは。」
ノーマン「2階におじさんにぴったりな服があるよ!」
ノーマン「おはようリンダ。」
(2階に上がるノーマン)
リンダ「ノーマン!?」
(2階からかけ降りてきて、寝室のドアに向かって)
ノーマン「ミセススワンが帰ってきたぞー!リビングルームにいるぞー!」
ノーマン「リンダ!どうしてこんな時間にリビングルームにいるんだい?」
リンダ「あなたこそ!靴屋に出勤してるはずでしょ?」
ノーマン「会社へ行ったんじゃなかったっけ?」
リンダ「私のことは気にしないで。何してるのここで。」
ノーマン「ちょっと吐き気がしてね。」
リンダ「吐き気?」
ノーマン「あ〜寒気がして、アスピリンを少し分けてもらおうかなと思って下りてきたんだよ。」
リンダ「悪いんだけどちょっと上へ行っててくれない?しばらく下へは降りてこないで欲しいの。」
ノーマン「それは困るなぁ。」
リンダ「今お客さんが来るの。」
ノーマン「お客さん?」
リンダ「そう。プライベートな用事で。」
ノーマン「それはまずいなぁ!でも、エリックはそんなこと言ってなかったけど。」
リンダ「彼には内緒だもの。…いいから2階へ行ってて。」
ノーマン「ね〜リンダ。エリックに内緒でプライベートなお客さんを迎え入れるのはどうかと思うよ?そういうことをするならせめて外で会うとか。」
リンダ「いいからほっといて!」
ノーマン「あ〜〜〜だめ!ここへは入っちゃだめ!」
リンダ「ふざけないで、どいて!」
ノーマン「実は…先客があって。」
リンダ「先客!?誰?」
ノーマン「う〜ん、いい質問だ。誰っていうのは」
リンダ「だから誰なの?」
ノーマン「病院とか健康管理の方面の人っていうか。」
リンダ「その人がうちに何の用なの?」
ノーマン「う〜ん、それもいい質問だ。その何の用っていうのが」
リンダ「で!?」
ノーマン「実は保健所の人でね。検疫の為にこの部屋を強制隔離したんだ。」
リンダ「うちの寝室を強制隔離!?どうして?」
ノーマン「いや〜、それもまたいい質問だ。そのどうしてっていうのは」
リンダ「ノーマン!!」
ノーマン「それがね、突然恐ろしい猛毒が発生してね。こうぶわっと!」
リンダ「うちの寝室で!?まぁ怖い。」
ノーマン「うん〜こわいこわい。それで午前中ずっと保健所の人が薬を撒いていたんだよ。」
ノーマン「だから今は寝室へは入っちゃだめなんだ。それから!ダイニングルームもだめ!」
リンダ「ダイニングルームも!?」
ノーマン「そうなんだよ広がっちゃって。今夜は俺と一緒に寝てもらうよ。」
リンダ「なんですって!?」
ノーマン「いや、悪くないと思うけど。」
リンダ「あなたと一緒に寝る…」
ノーマン「いや、俺の2階の寝室でってこと!もちろんエリックと一緒に。」
先程自分が誤解していたのにも関わらず、誤解を生む表現しちゃうノーマンかわいい
☆ウィリーの聞こえちゃいけないのに聞こえちゃったシリーズ
その①
ジェンキンズ「(ダイニングルームのドア越しに)その声はバセットさん?」
ノーマン「そうです。」
ジェンキンズ「さっきリビングルームで私とお話ししたバセットさん?」
ノーマン「そうです!!」
ジェンキンズ「…なら何で私の言っていることがわかるんでしょうか…?」
ノーマン「(ドアノブに向かって)はいー?何か言いましたかー??」
ジェンキンズ「ウィリアム・リチャード・バセットさんの耳のことでひとつお伺いしたいのですが。」
エリック「はい。」
ジェンキンズ「先程私の言っていることが一語一句通じたのですが。」
エリック「だからウィリーは唇を読むんです。」
ジェンキンズ「あの硬い樫の木のドア越しに!?」
エリック「そうです。目は見えるんですから!」
ジェンキンズ「目~~~!?!?!?」
その②
ノーマン「もしもしブレンダ!?」
(ウィリーことノーマンが電話に出ている現場を目撃するジェンキンズ)
ジェンキンズ「ウィリーさんは電話で何をされているんでしょうか…??」
(エリックとノーマンが顔を見合わせる)
ノーマン「おーい!誰かいませんかー?…おかしいな?何も聞こえない。(受話器を置く)」
エリック「ウィリーは自分が電話に出られないってことがわからないんです。」
・キッチンに閉じ込められたリンダ(ミセスバセットってことになっている)
正「星周りの関係で月が冥王星に重なって」
誤「腰回りの関係で月足らずの帝王切開」
時期と夫の死が重なり、カーペットを引き千切り、壁紙を剥がして食べたりするそうなウィーリーのお母さんで未亡人となられたミセスバセット(リンダ)wwww
リンダ「あなたどなた?」
ノーマン「そんなことないと思うよ?今この人に向かって、あたな怒鳴った?って聞いたけどそんなことないと思う。」
リンダ「ノーマン!」
ノーマン「ノーマンノーマン…飲まん!もう酒は飲まん!さっきそう思ったのさ~。」
リンダ「私はどなた?って聞いたの。」
エリック、ノーマン「ん~、どうなったって聞かれてもね~。(肩組みしてる)」
リンダ「誰なの!!!」
ノーマン「あ~…さっきダイニングルームにいた人さ。そうだよね?」
ジェンキンズ「ええ。」
ジェンキンズ「こちらはどなたなんですか?」
ノーマン「う~ん、確かにこの人は怒鳴った。」
ジェンキンズ「じゃなくて!どなたなんですか?」
ノーマン「どうなった?」
エリック、ノーマン「どうなったって聞かれてもね~。」
ジェンキンズ「誰なんですか!」
ノーマン「さっきキッチンにいた人だよ。」
ジェンキンズ「キッチンに!?あの壁紙の!?(壁紙を剥がして食べる仕草をするジェンキンズさんwww)」
ノーマン「そうだよね?」
リンダ「そうよ。」
ノーマン「でもって今はそのさっきダイニングルームにいた人とキッチンにいた人がみーんなリビングルームにいるよ!(ジェンキンズ、エリック、ノーマン、リンダの順で肩組みをする。平和でかわいい;;)」
・ミセスバセット(リンダ)の「未亡人」をごまかそうとしているシーン
ノーマン「あんた口が上手いね~!だからって女性を褒めるのに美貌人はないんじゃないか?じゃああれかい?俺は貧乏人で、痛風を克服したっていうこいつは辛抱人、でもってドクターだと名乗っているこの人は予防人かい!?なーんちゃって。」
ノーマン「美貌人が乱暴人になったー!」
エリック「僕は紅茶を淹れて来よう!」
ノーマン「…僕はお砂糖を入れて来よう♡」
エリック「ノーマン!」
(エリックがキッチンのドアを開ける)
ノーマン「ノーマン・バセットは死んだよ。」
エリック「…ウィーリー?ノーマンの息子さん?」
ノーマン「誰がミスタースワンになるんだよ?」
エリック「誰も。ミスタースワンは死んだんだから。」
ノーマン「ん~もうわかんない!」
ノーマン「だめだよ!まだ家族全員のお別れがすんでいないんだから!この家で家族全員でさようならを言うのが親父の遺言なんだ〜 ; ; 」
フォーブライト「家族全員の!?」
ノーマン「まずは…あ~」
エリック「(小声で耳打ち)おばあちゃんのノーマン。」
ノーマン「おばあちゃんのノーマン!まだ2階で寝てるけど。それから、あ~…」
エリック「(小声で)妹のローズマリー。」
ノーマン「妹のローズマリー。それから、あ~」
エリック「(小声で)弟のバーティー。」
ノーマン「弟のバーティー。」
☆女装してミセススワンになったノーマン
ノーマン「お掃除とか、お洗濯とか、子供たちのおやつとか。お墓を掘ったり。」
リンダ「どう見てもそれ素敵なマタニティドレスじゃない!」
ノーマン「これがー?そう見える~~??」
☆「ノーマン」呼びのごまかし方
ノーマン「ノーマンノーマン…飲まん!もう飲まんぞ酒は!」
☆ノーマンの厨二病シリーズ
ノーマン「ブルータス!お前もか!」
ノーマン「ブライトン波止場から突き落としてくれ!」
☆よく言うシリーズ
ノーマン「はいー?何か言いましたかー?」
チャップマン先生に向かって「座ってなさい!」